黒狼記 第三話 道すがら
誰にもすれ違う事なく、歩いてニ時間ほど経った頃。 日頃、辺りを見回すような事をしない弓月ゆみづきが辺りを気に掛け始めていた。「どうかしたのか?」「いや……うむ、どうも古い馴染なじみがここら一帯に結界けっかいを張っているようでな」 蒼あおが声...
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