名もなき世界の何でも屋

第二十三話 なんでそうなるのよ

「あんなのズルっ子じゃん!!」「落ち着きなさい、周りに迷惑よ」「だって、アイツだけ最終戦だけなんてズルでしょ! 私達は一回戦から戦い通しなのに!」 宥なだめても騒ぐスズネを他所に周りを一瞥すると、数人が頷いている。 思わない人もいない訳では...
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第二十二話 鳥籠神鳥祭?

「鳥籠神鳥祭とりかごしんちょうさい?」『はい、名前からは想像できないと思いますので詳しく説明を致しますね』「なんでそんな名前に?」『見た目と神鳥様への崇拝すうはいからこんな名前になったようで』「見た目?」『はい、見えてきました』 モトさんの...
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第二十一話 一鳥二石って、この事ね!

「それでは、お父様のところへ行って参ります」「二人とも、いってらっしゃ〜い」 日が登ろうとしている頃にサキとモトは飛び立っていった。 また帰ってくるそうだし、朝ごはんも用意してくれているから安心。「帰ってくるまで自由行動って感じね」「それな...
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第二十話 ご清聴ありがとうございました

「二人ともみんなをお願いね!」「はい! お母様もお気をつけてくださいね」「お気をつけてください!」「任せてちょうだい」 そう言って、お母様は駆かけ出していきました。 そのあとは外の状況もわからず、私たちは耐たえるのみでした。 ただ、少しずつ...
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第十九話 流石は私達の子ね

この話をするには十五年前に魔族と魔物に滅ぼされた国の話をしないといけません。 国の名前はアグゼミド王国。 私達のような亜人族あじんぞくをまとめていた偉大な国でした。 亜人族間の仲を取り持ち、お互いが利益のある貿易を行わせる。 アグゼミド王国...
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第十八話 イケすかない!

木箱からアタシ達の荷物を出しながらに。 「あのチュウヒって奴、イケすかない!」「まあまあ。スズネ様、落ち着いてください」「サキはあんな言われ方して、嫌じゃないの?」「兄様からすれば、そう思われてしまっても仕方ありません。里を背負う者として強...
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第十七話 底辺底辺、言わないでよ!

「ほぉ〜、ヤゲンの言った通りに連れ帰ってきたか」 声の聞こえた方を見るとヤゲンっていう鳥人族よりも一回り大きな鳥人族が居た。 羽がふんわりとしているのせいもありそうだけど、身体も大きそうな鳥人族だ。 頭に羽が二本ひょっこりと出ていた。 「は...
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第十六話 なにそれ、こわっ!

飛んですぐに森の中へと入った時に。「……今、なにか割わったような気がしたんだけど?」「私には何かが解とけたように感じたわね」『どうされました?』「いや、なんか違和感あったんだけど、勘違いかも」「そうね、魔力の少ないスズネが感じる事は大体が勘...
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第十五話 わかってるって!

サキとモトを休めるためにサラマンダーが埋まってる近くで暖だんをとってる。 倒したて埋めたてほやほやだから焚たき火びをせずともあったかい。 荷物もすぐそばに置いてあるから取られる心配もないし、のんびりできる〜。「オカマ、ちゃんとトドメ刺したん...
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第十四話 その首! もらったぁ〜!!!

『スズネさん! どうしましょ〜か!?』「とりあえず、オカマの作戦通りで! アタシに構わずに避よけまくってぇ〜!」『でも、スズネさんに当たるかもしれません〜!』「当たりそうになったら、叩き飛ばすから平気!」『わかりました! でも、吹き飛ばさな...