2026-01

名もなき世界の何でも屋

第十九話 流石は私達の子ね

この話をするには十五年前に魔族と魔物に滅ぼされた国の話をしないといけません。 国の名前はアグゼミド王国。 私達のような亜人族あじんぞくをまとめていた偉大な国でした。 亜人族間の仲を取り持ち、お互いが利益のある貿易を行わせる。 アグゼミド王国...
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第十八話 イケすかない!

木箱からアタシ達の荷物を出しながらに。 「あのチュウヒって奴、イケすかない!」「まあまあ。スズネ様、落ち着いてください」「サキはあんな言われ方して、嫌じゃないの?」「兄様からすれば、そう思われてしまっても仕方ありません。里を背負う者として強...
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第十七話 底辺底辺、言わないでよ!

「ほぉ〜、ヤゲンの言った通りに連れ帰ってきたか」 声の聞こえた方を見るとヤゲンっていう鳥人族よりも一回り大きな鳥人族が居た。 羽がふんわりとしているのせいもありそうだけど、身体も大きそうな鳥人族だ。 頭に羽が二本ひょっこりと出ていた。 「は...
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第十六話 なにそれ、こわっ!

飛んですぐに森の中へと入った時に。「……今、なにか割わったような気がしたんだけど?」「私には何かが解とけたように感じたわね」『どうされました?』「いや、なんか違和感あったんだけど、勘違いかも」「そうね、魔力の少ないスズネが感じる事は大体が勘...
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第十五話 わかってるって!

サキとモトを休めるためにサラマンダーが埋まってる近くで暖だんをとってる。 倒したて埋めたてほやほやだから焚たき火びをせずともあったかい。 荷物もすぐそばに置いてあるから取られる心配もないし、のんびりできる〜。「オカマ、ちゃんとトドメ刺したん...
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第十四話 その首! もらったぁ〜!!!

『スズネさん! どうしましょ〜か!?』「とりあえず、オカマの作戦通りで! アタシに構わずに避よけまくってぇ〜!」『でも、スズネさんに当たるかもしれません〜!』「当たりそうになったら、叩き飛ばすから平気!」『わかりました! でも、吹き飛ばさな...
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第十三話 まだ里には着かないの?

獣人族じゅうじんぞくの商人と護衛を助けてから飛んで、村も道も少なくなって、草原や森が増えてきた。 空を飛ぶのは良いけど、おんなじような風景ばったりで飽あきてきたな「まだ里には着かないの〜?」『もう見えてますよ』「え? どれ?」 村なんてない...
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第十二話 はずんでもらうからね!

お昼を食べてからまたモト達の背中に乗って、しばらく。 乗ってるだけだからちょっと眠くなってきたかも。『あれは?』「ふぁ〜、なに?」『魔物に襲われてるみたいですよ!』「え!?」 落ちないように辺りを見下ろすと、騒がしくしているのが見えた。 金...
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第十一話 レッツ! ゴー!

♧♧♧  あっという間に王都を離れて、草原やら森やら街とかも飛び去っていく。「すんごい早い! これなら半日で着くんじゃない!?」『これでもゆっくり飛んでますよ』「そなの?」『荷物を運ぶのはもちろん、人を乗せて飛ぶというのは滅多めったにありま...
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第十話 だから、夢を見たのかもしれないわね

何事もなく朝がやってきて、王都から鳥人族の里へ向かう当日。 いつもよりも早く身支度をして、ハイネさんの店へと降りる。 ハイネさんも早くから朝食の支度をしてくれていたようで芳ばしい匂いがしている。「おはよ、もうできてるから早く食べちゃって」「...